ガス抜き成形

Patented technology

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特許技術

ガス抜き成形概要

  1. 型締め完了と同時にエジェクタ板を前進させて、射出を開始する。
  2. エジェクタ板の前進によって、キャビティ内に露出したディガスピン(ガス抜きピン)のガス抜き溝からガスを金型外へ排出する。
  3. 樹脂の充填がディガスピンに近づいたら、流入しないようにエジェクタ板を元の位置に後退させる。
  4. 樹脂を完全に充填させ、冷却、型開き、製品突出しを行う。

ガス抜き成形の優位点

  1. ガス抜き開口部を大きく形成することが可能であり、バリの発生がない。
  2. 0.05mm程度の隙間を設ける方式と異なり、目詰まりの心配が不要。
  3. 射出圧力によってガスを押し出す方式のため、吸引装置不要。
  4. 既存金型の安価に改造可能。 既存の成形サイクル内で成形可能。
  5. 金型外へガスを排出するため、金型内の汚れが低減し、メンテナンス周期が拡大する。

ガス抜き成形 量産実績

    • 耐熱ABS品
    • 新型作成時より、ガス抜き対応して、3年間で35万ショット成形
    • ⇒ 不良ゼロ & オーバーホールゼロ
    • POM/PE品
    • 2万ショットの成形でスライダーが作動しなくなる事象発生
    • ⇒ガス抜き改造後、4倍の8万ショットまで長持ちするようになった